旧上田印刷紙工から引き継ぐ開発力
前身となる旧上田印刷紙工株式会社は戦後、活版印刷やシルクスクリーン印刷を導入して幅広い印刷業を展開してまいりました。
当時、取引があった木工会社よりアイスクリーム用木匙の包装袋を受注し、創業者の上田義雄は数々のアイデアを盛り込んだ製袋機を考案しました。
その後アイスクリームの紙コップを受注し、生産設備を自社開発することで、生産の幅を広げていきました。
また1964年頃には被せ蓋の需要に応じて、蓋のリングとメンコ部分を接着剤でつけなくてもメンコが脱落しない蓋を開発し、実用新案を申請しています。
特に、スパイラルマシン、チューブカッターと呼ばれる特殊な成型機で紙を3枚に巻いて強度を出し、リング状にカットする製造方法は旧上田印刷ならではのアイデアと技術であり、当社の誇りです。
また、接着剤を使わず大量に高速生産ができるのも国内では数少なく、多くのお客様から信頼をいただいております。
旧上田印刷紙工で習得した独自の技術力と発想力は、現在も東罐高山株式会社がしっかりと引き継いで継承しております。